思春期の娘にイライラしないために…私が実践する距離感ルール

ネモフィラが咲いている様子
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娘が中学生になった頃から、親子の会話の雰囲気が大きく変わり始めました。

小学生のときは「今日ね、こんなことがあったの!」と学校での出来事を楽しそうに話してくれていたのに、今では「別に」「普通」と一言で終わってしまうことが増えました。

さらに、ちょっとしたことで不機嫌になったり、反抗的な態度をとることも…。

正直、私は毎日のようにイライラを爆発させてしまい、「どうしてそんな態度をとるの?」と強く言ってしまうこともありました。その結果、口論になることもしばしば。

このままでは親子関係が悪化してしまうと危機感を覚えた私は、自分なりに「イライラをため込まないための距離感ルール」を作ることにしました。

正直、私は毎日のようにイライラを爆発させてしまい、「どうしてそんな態度をとるの?」と強く言ってしまうこともありました。その結果、口論になることもしばしば..。

このままでは親子関係が悪化してしまうと危機感を覚えた私は、自分なりに「イライラをため込まないための距離感ルール」を作ることにしました。

目次

思春期の娘との関係を見直したきっかけ

思春期の子どもは心も体も大きく成長する時期であり、親からすると理解しづらい行動や言葉も増えます。

頭では「今は難しい年頃だから仕方ない」と分かっていても、実際に毎日接しているとイライラが積み重なり、つい感情的にぶつかってしまう…。

同じように悩んでいるお母さんやお父さんも多いのではないでしょうか。

私自身も、娘の態度に何度も傷つき、時には泣いてしまうこともありました。

たとえば、私が仕事で疲れて帰宅した日に「おかえり」と声をかけても、娘は無言で部屋に入ってしまうことがありました。

小学生のころは玄関まで走ってきて「お母さんおかえり!」と笑顔で抱きついてくれたのに、その変化がとても寂しくて。

その夜は一人で「もう昔のようには戻れないのかな」と落ち込んだこともあります。けれど、冷静に振り返ってみると「私自身の接し方にも原因があるかもしれない」と気づいたのです。

そこで私は、無理にコントロールしようとするのではなく、お互いに心地よい距離を意識することが大切だと考えました。

私が決めた4つの距離感ルール

思春期の娘にイライラしないために、私が実践しているのは次の4つのルールです。

  1. タイミングを見極める
  2. アドバイスを急がない
  3. 感情をぶつけない練習
  4. 一人の人間として接する

ひとつずつ、私の体験を交えて紹介します。

1. タイミングを見極める

以前の私は「学校どうだった?」「何か困ってない?」と、帰宅直後に矢継ぎ早に質問していました。

ところが娘は「うるさい!」と返して自室に引きこもり、私もカチンときてしまう。まさに悪循環でした。

そこで思い切って、あえて「話しかけない時間」を作るようにしました。

娘が部屋で音楽を聴いてリラックスしている時や、テレビを見ながら笑っている時に、

「この歌手、いい声だね!」
「今日の給食どうだった?」

と軽い話題を投げかけると、以前より自然に会話が広がるようになりました。

会話は「親が聞きたいタイミング」ではなく、「子どもが話したいタイミング」に合わせることが大切だと学びました。

2. アドバイスを急がない

ある日、娘が友達とのトラブルについて話してきたことがありました。

私はつい「それはあなたにも原因があるんじゃない?」「ムスッとしていたんじゃないの?」と意見してしまい、結果「もういい!」と怒って会話が終了…。

この経験をきっかけに、「まずは最後まで聞く」ことを意識するようになりました。

娘が何かを話してきた時には、「そっか、それは大変だったね」と共感するだけで十分。アドバイスをするのは「どう思う?」と聞かれた時だけにすると、娘は安心した様子を見せるようになりました。

親がすぐに結論を出すのではなく、「聞き役に徹すること」が、思春期の子どもとの信頼関係を築くポイントなのだと実感しています。

3. 感情をぶつけない練習

反抗的な態度にイライラした時、私はまず深呼吸をして「これは思春期の成長の一部」と心の中で唱えるようにしました。

ある時、私が感情的にならず「分かったよ」とだけ答えたら、しばらくして娘の方から「さっきはごめん」と謝ってきたのです。

驚きと同時に、「こちらが冷静でいれば子どもも落ち着ける」ということを実感しました。

親が感情的になると火に油を注ぐだけですが、冷静でいると相手の態度も変わるのだと思います。

4. 一人の人間として接する

小学生の頃のように「お母さんが全部知っている」という関わり方はやめることにしました。

LINEを勝手に見ない、友達関係に過干渉しない、部屋に突然入らないなど、プライバシーを尊重することを意識しています。

また、私が離婚した時には「親として」ではなく「一人の人間としての気持ち」を正直に娘に伝えました。

すると、以前よりも「今日ね、こんなことがあったんだ」と自分から話してくれることが増えたのです。

ここまで変わるとは思わず、本当にうれしかったですね。

信頼関係は「管理すること」ではなく「尊重すること」で築けるのだと強く感じました。

お互いほどよい距離感が大切

たんぽぽが道路に咲いている様子

思春期の娘との関わり方に悩んだ私がたどり着いたのは、

  • 会話のタイミングを見極める
  • アドバイスは求められた時だけにする
  • 感情的にならず冷静に受け止める
  • 一人の人間として尊重する

という4つの距離感ルールでした。

もちろん今でも、思春期特有の態度にイライラしてしまう瞬間はあります。

けれど、この距離感を守るようにしてから、以前のような激しい衝突は減り、娘との会話も少しずつ戻ってきています。

完璧な親子関係でなくても「お互いが心地よい距離感」を持つことこそ、思春期を一緒に乗り越えるカギなのだと思います。

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