「今日はマックに行って食べたい!」
子どもにそう言われると、つい連れて行ってしまいたくなりませんか?
私も同じでした。家事や仕事でヘトヘトに疲れていると、ファーストフードの手軽さはとても魅力的です。
ドライブスルーに寄れば並ばずに食べられるし、子どもも大喜び。ただし家族で行くと、あっという間に3,000円近くの出費になります。月に数回続ければ、1万円を超えることも..。
「このままでは家計がもたない…」と悩んだ私は、ある作戦を思いつきました。
それが 「おうちでマック気分を楽しもう」 というアイデアです。
実際に試してみたのが、たったの30分でできる「フライパンで作る!簡単節約ちぎりパン」でした。
ほんのり甘く、ふわっと焼き上がるパンは、バンズのように使えるのでハンバーガーにもぴったり。
アレンジすれば家族で楽しむ“おうちマック”が完成します。外食を控えられただけでなく、節約効果も抜群でした。
外食を減らすと、ここまで節約できる!

まず、数字で節約効果を考えてみましょう。
- 家族でマック:1回 約3,000円
- 月4回行けば:12,000円
- 年間にすると:144,000円
これだけで10万円以上の差。外食の便利さの裏側には、確実に家計へのダメージが隠れているのです。
一方、ちぎりパンを家で作った場合のコストはどうでしょう。
強力粉、砂糖、牛乳、バター、ドライイースト。どれもスーパーで手に入る基本食材です。
- 材料費(26cmフライパン1台分・約8個):約200円
- 家族3人でお腹いっぱい食べられる量
- ソーセージやレタスを挟んでも1食150円前後
外食に比べると1/5以下のコストです。浮いた分を貯金に回せば、ちょっとした旅行費用にもなります。
それでは、早速、我が家で作っている「簡単につくれる節約ちぎりパン」のレシピをご紹介しましょう。
フライパンで作る「簡単節約ちぎりパン」レシピ
材料(26cmフライパン1台分)
- 強力粉 250g
- 砂糖 30g
- 塩 5g
- ドライイースト 3g
- 牛乳 200g(冬は40℃に温める)
- 溶かした無塩バター 20g(なければオリーブオイルでも可)
- ベーコンやウインナーなど入れたい具があれば
作り方(簡単に)

フライパン上ですべて作ります。1分ぐらい弱火で温めた牛乳の中に、強力粉、砂糖、塩、溶かしバター、ドライイーストを入れて、ひとまとまりにします。

特にこねなくて大丈夫です。こんな感じになればOK!一度生地を取り出して、フライパンを1分ほど弱火で温めて、再び生地を戻してラップをして10分ほど一次発酵します。

8等分に包丁で切り分け、ベーコンやソーセージなどをぐるぐると巻きます。このとき綿棒とか使わなくてOKですよ!

オーブンシートを引いたフライパンに入れて、弱火で1分ほど温めて保温し、10分ほど二次発酵します。

弱火で両面を5分ずつ、こんがりと焼きます。こんなに焦げても大丈夫!

完成しました~!まるでソーセージマフィンのような出来上がりに。カリッとモチッとおいしいちぎりパンができあがりました。
難しそうに見えるパン作りですが、フライパンを“発酵器”として使うことで家庭でも簡単にふっくら仕上がります。
実際に作ってみた感想
最初は「パン作りは難しいのでは?」と思いましたが、実際にやってみると意外にシンプルでした。
こねるのもフライパン上で行うので、とても簡単に作れます。
発酵では「本当にふくらむのかな」とドキドキしましたが、倍近く膨らんだ生地を見た瞬間は感動もの。焼き上がりの香りは部屋中に広がり、幸せな気分になりました。
ちぎるとふわふわでほんのり甘い味が広がります。
ハンバーグを挟めば本当に“おうちマック”気分に。
子どもが「これ、おいしい!」「マック行かなくてもいいね!」と笑顔で言ってくれたとき、節約だけでなく大切なものを得られた気がしました。
外に出ないことも大きな節約になる
実際におうちランチを続けてみて気づいたのは、外に出ないこと自体が大きな節約につながるということです。
まずは時間の節約です。
外食するときは、店までの移動やドライブスルーでの待ち時間が必ず発生します。往復だけで30分以上かかることも珍しくありません。
家で作ればその時間をほかの家事や家族との団らんに使えるので、結果的に1日のスケジュールがスムーズになります。
さらに、余計な買い物をしなくなる効果も大きいです。
外出すると「ついでにコンビニに寄ろう」「お菓子も買おう」と予定外の出費をしてしまうことが多くありませんか?
私も以前はランチ帰りにカフェラテを買ったり、子どもにお菓子をねだられたりしていました。これが積み重なると、1回の外食が実際には3,500円くらいになっていたことも・・。
しかし家でランチをすれば、そうした無駄な出費はゼロ。食費だけでなく、ちょっとした浪費まで防げるのです。
アレンジで広がる楽しみ

基本のちぎりパンは、そのまま食べてももちろん美味しいですが、アレンジすることでさらに楽しみが広がります。
- おうちバーガー:小さめのハンバーグを挟めばファーストフード風に。
- 朝食用ロール:冷凍保存して、翌朝トーストすれば時短朝ごはん。
- カレーと一緒に:ナン代わりにちぎって添えると相性抜群。
- スイーツ風:生クリームやフルーツを挟んでおやつにも。
同じちぎりパンでも工夫次第で何通りもの楽しみ方ができるので、飽きずに続けられます。
節約は「我慢」ではなく「工夫」

今回作った「フライパンで簡単節約ちぎりパン」は、節約だけでなく家族の笑顔や健康、時間のゆとりまで与えてくれました。
外食を減らすことは「我慢」ではなく、おうちで楽しむ工夫に変えられます。
子どもが「マックに行きたい」と言ったとき、すぐにマクドナルドに走るのではなく、「じゃあ今日はおうちマックしよう」と言えるようになったのは、私にとって大きな変化でした。
外に出ないことで食費・時間・余計な出費を同時に節約できるのも嬉しいポイント。節約は我慢ではなく、楽しむ工夫です。
今日のお昼から、ぜひ「おうちマック風ちぎりパン」を試してみてください。
きっとあなたの食卓も、笑顔と節約でいっぱいになりますよ。