「お母さん、お腹空いたぁ~!」
「夕飯前に、カップラーメン食べてよい?」
子どもが高校生になると、食費が一気に増えていきます。特に部活をしていると、帰宅してすぐ「お腹すいたぁ〜!」の連発。夕食前なのに、1食分をペロリと食べてしまいます。
我が家は、食べ盛りの高校生の娘が2人。放っておけば食費がどんどん膨らんでしまうのは目に見えていました。
最初は「これは仕方ないことなのかも」と思っていましたが、シングルマザーの家計にとっては大きな負担です。
そこで試行錯誤を重ねて「わが家のルール」を作ることにしました。
今までは、食費に月7~8万円も使っていましたが、今では平均で月4~5万円ほどに収まり、なんとか爆発を防げています。
今日は、私が実際にやっている食費を節約するための5つのルールをご紹介します。
ルール1.部活帰りの対策は「冷凍うどん」を常備

運動部の部活帰りの高1の娘は、とにかくお腹ぺこぺこです。
「カップ麺食べたい!」「お菓子が食べたい!」と言われることもありますが、毎日食べていたら、出費も健康も気になります。
そこで我が家では、冷凍うどんを常備しています。最近の冷凍うどんはめちゃくちゃおいしいですし、スーパーで5食300円ぐらいで売っていますから、コスパもいいですよね。
冷凍うどんであれば、食べたいときに電子レンジでチンして温めるだけ!
これで無駄な買い食いを防ぎやすくなり、子どもたちも満足しています。
ルール2.子どもたちにも料理を任せる

高校生になれば、自分で簡単な料理を作ることもできます。
週に数回は子どもたちが夕食を作る日と決め、「冷蔵庫にあるもので作ってみて!」とお願いし、夕食を任せるようにしました。
カレーライスや焼きそば、焼きうどん、チャーハンなど、簡単に作れるシンプルな料理でも十分です!
自分で作ることで食材を無駄にしない意識が育ち、料理を作れるという自信にもつながります。さらに、親の負担も減るので大きなメリットがあります。
ルール3.ジュースやお菓子はルールを決める
娘たちにとって、部活帰りのコンビニは小さな楽しみです。
でも、毎日好きに買っていたら、チリも積もって食費がすぐに跳ね上がってしまいます。
そこで決めたのが「ジュースやお菓子は週に3回まで」というルール。週2回では不満が多かったので、週3回に増やしました。
自分で行く曜日と買うものを決めてから、コンビニに行くようにしています。
家では麦茶を常備しているので、自然と支出が減り、健康面でも安心できます。
ルール4.冷蔵庫は見える化して収納

冷蔵庫の中身が分からないまま買い物に行くと、同じものを二度買いしてしまいがちです。
我が家では、まとめ買いをすることはせず、買うものは当日と翌日分のみ。台所のホワイトボードに書いたものをメモしてから買い物に行くようにしています。

冷蔵庫をぎゅうぎゅうに詰め込まず、ひと目で中身が分かるように並べて収納しています。
見える化収納にしたことで、食材の廃棄が大幅に減り、食費の無駄を抑えられるようになりました。
食費の現実を娘たちと共有する

最後に大事なのは、家計の現実を娘たちにも理解してもらうことです。
「今月は食費が少しオーバーしたから、おやつは控えめにね」
「今月は学校や部活関係でお金がすごいかかるから、麺類中心ね」
とか、我が家のリアルな家計事情について、ありのままに伝えるようにしています。
最初はまったく興味がなかった娘たちも、お金について真剣に話し合うことを重ねていった結果、少しずつ納得して協力してくれるようになりました。
子どもが高校生になってある程度お金について理解したことで、一緒に家計を意識できるようになったのは、大きな成長だと思います。
ルール化し、家族で食費を考えよう

高校生の娘が2人いて、しかも部活をしていると、食費はどうしても膨らみがちです。
しかも、食費を減らそうとしても、1人で頑張っているだけでは、なかなか減らすことはできません。
家族で食費のルールを共有し、みんなで続けていくことで、無理なく食費をコントロールできるようになりました。
とは言っても、共同生活ですから、ときにはルールを破る人がいることなんて、多々あります(笑)思春期の子どもは、わがままを言うことも少なくありません。
そんなときは、夕食時に家族で話し合うなどして、再びルールをアップデートしていっています。アップデートしたら、リビングに5つのルールを貼って「見える化」しています。
シングルマザーにとって食費の管理は大きな課題ですが、家族と一緒に取り組むことで「我慢」ではなく「習慣」として続けられるようになります。

食費は日々使うものだからこそ、日々続けられるものにすることがポイントです!
家族で楽しく続けられる食費の節約ルールを考えて、無駄を減らした分を家族の楽しみに回せるといいですね。