子どもを育てながら生活するシングルマザーにとって、毎月の家計の中でも大きな負担になるのが食費です。特に食べ盛りの子どもがいると、毎日のやりくりが本当に大変ですよね。
外食やコンビニはとても便利ですが、頼り過ぎるとすぐに出費がかさんでしまいます。でも、スーパーの特売を上手に使えば、食費を月3万円台に抑えることは十分に可能です。
そこで、シングルマザーの私が作り置きに頼らず、「その日の安い食材」でやりくりする食費の節約アイデアをご紹介します。
スーパーの特売をチェックして献立を決める

献立って1週間分を考えるのって、めんどくさいですよね。1週間考えた後に、さらにまとめ買いをしなくちゃとなると、さらにストレスフルになります。
まとめて献立を考えるのではなく、スーパーに行ってから安い食材を見て献立を決めると、自然に節約ができます。
例えば、
- 鶏むね肉が安ければ → チキンソテーや鶏ハム
- 豚こま肉が安ければ → 野菜炒めや豚丼、カレー
- 野菜が特売なら → 味噌汁や炒め物でボリュームアップ
夜のスーパーに行くと、半額のシールを貼ってある食材が出てきます。シールを貼ってある食材をメインにするというのも1つの手です。
我が家の近くのスーパーは午後6時ぐらいになると、肉や魚が半額に、午後8時ぐらいになると、パンや惣菜が半額セールになります。お得な金額になった商品を求めに買い物に行くのも1つの節約ポイント!
「今日はこれが安いから、この料理にしよう」と柔軟に考えるのが、献立をラクにするコツです。
子どもが高校生ぐらいになると、子どもに料理を任せて、献立を一緒に考えるのも楽しいですよ。

節約の味方!常備しておきたい食材

特売だけだと栄養が偏りがちになることもあります。半額の惣菜ばかり買っていたら、揚げ物だらけで脂質過多とカロリーオーバーになることも・・。
そんなときのために、安くてヘルシーで、使い回しやすい定番食材を常備しておくと安心です。
- もやし
- 豆腐
- 卵
この3つがあれば、どんな食材と組み合わせても一品になります。
我が家でもこの3つだけは欠かさず冷蔵庫に入れるようにしています。
節約食材で作れる簡単おかず
買ったばかりの食材と常備食材を組み合わせると、安くて栄養のあるおかずが作れます。
- もやしと卵のチャンプルー
- 豆腐入りハンバーグ
- 豚肉ともやしのレンジ蒸し(ポン酢でさっぱり)
- もやしとチーズ焼き
いくつかレパートリーを作って、ローテーションして作るという方法もありますよ。レシピを考える手間も省けちゃいます。

もやし、豆腐、卵のほかに、乾物類も節約料理の代表選手です。特に、切り干し大根、ひじき、高野豆腐の3つは、常に揃えておくと便利です。
夕食のおかずのほかに、小分けにして冷凍しておけば、お弁当のおかずとしても大活躍しますよ!
簡単節約レシピ:もやしとチーズ焼き

ここで、我が家の節約料理の定番食材である「もやし」を使った簡単おかず「もやチーズ」を紹介します。
材料(2人分)
- もやし・・1袋
- ピザ用チーズ・・50g
- 塩こしょう・・少々
- 片栗粉・・大さじ1(お好みで)
作り方
- ポリ袋に材料を全部入れる
- フライパンにごま油を引いて、フタをして蒸し焼きにする
- こんがりと焼けたら、フタを利用してひっくり返す
- チーズが溶けたら完成
なんと1個あたりの金額、約50円という破格の価格で作れちゃいます。ボリュームがあって食べ応え十分なのに、安すぎですよね笑
ピザの生地みたいに、フライパンでカリカリになるまで焼くのがポイントです。アレンジとして、ベーコンやハムなど加えると、満足感がアップします。
ソースを加えて、かつお節をかけてお好み焼き風にしてもいいですし、ケチャップをかければ子どもにも人気の味になりますよ。
毎日の工夫でできること
食費の節約というと、「献立1週間分、がんばって作らなきゃ!」とか、「まとめ買いしなきゃ!」とかがんばる必要はないですし、手の込んだ料理を作る必要なんてありません。
- スーパーの特売を見て献立を決める
- もやし・豆腐・卵を常備して組み合わせる
この2つを意識するだけで、自然と無駄が減っていきます。
その日の安い食材を上手に使う工夫を重ねれば、食費を月3万円台に抑えることは十分可能です。
ただ、一番大切なのは子どもたちが笑顔になって満足できることです。金額を意識するあまりに、笑顔を失うような節約術は本末転倒です。
3万円以上になったからといって「私はダメかも」とか「節約できないダメ人間」なんて決して思わないでくださいね。
我が家も高校生になってからは、3万円以上になることも多々あります。男の子と女の子でも、食費のかかり方はまったく違いますからね。
だからこそ、無理せず、楽しく工夫して、日々の食卓を楽しみながら、できるペースで続けるのが一番です。
子どもの成長とともに、食費のリズムも変わります。
子どもの変化も含めて楽しみながら、自分のペースで工夫を続けていきましょう!